【業種別許可ガイド】雨漏りを防ぐ要「屋根工事」。瓦・スレートから、板金・防水・ソーラーとの境界線まで
- reingnagao
- 31 分前
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Re.ing行政書士事務所は八王子にある建設業者サポートに特化した行政書士事務所です。
〇法人設立
〇融資
〇建設業許可
〇特定技能外国人受入れ
など、事業に関わることは何でもご相談ください!
■目次
屋根工事とは:瓦から最新のガルバリウム鋼板まで「屋根をふく」仕事
2.1 具体的な工事内容の例示
2.2 時代の変化とともに変わる素材
ここが最大のグレーゾーン:「板金工事」や「防水工事」との決定的な違い
3.1 金属屋根はどっち?「板金」との境界線
3.2 平らな屋根(陸屋根)はどっち?「防水」との境界線
3.3 太陽光パネル(ソーラーパネル)の設置はどうなる?
1. はじめに:お家を雨風から守る要、「屋根工事」の許可
こんにちは。八王子のRe.ing行政書士事務所です。
建設業許可29業種を1つずつ解説していくシリーズ、今回は「屋根工事(屋根工事業)」です。
日本は台風が多いですし、ここ八王子でも夏にはゲリラ豪雨、冬にはドカ雪が降ることがありますよね。
そんな厳しい自然環境から、私たちの暮らしを文字通り「頭上から」守ってくれているのが屋根職人さんたちです。
リフォームの現場でも「屋根の葺き替え(ふきかえ)」は花形の工事ですし、金額も大きくなりがちなので、「そろそろ500万円以上の現場に備えて許可を取りたい」というご相談をよくいただきます。
ただ、この屋根工事、実は現場の感覚と役所のルールの間で「えっ、それってウチの専門じゃないの?」というズレが起きやすい業種でもあるんです。今回は、屋根工事の具体的な中身と、他業種との絶妙な境界線についてお話しします。
2. 屋根工事とは:瓦から最新のガルバリウム鋼板まで「屋根をふく」仕事
法律上の定義では、屋根工事とは簡潔に「瓦、スレート、金属薄板等により屋根をふく工事」とされています。
「屋根をふく(葺く)」というのは、屋根の骨組み(下地)の上に、瓦やスレートなどの仕上げ材を敷き詰めて、雨が漏らないように仕上げる作業のことです。
2.1 具体的な工事内容の例示
役所の手引き(東京都や神奈川県など)では、以下のような工事が挙げられています。
瓦ふき工事(日本瓦、洋瓦など)
スレートふき工事(コロニアルやカラーベストなど)
金属薄板屋根ふき工事(ガルバリウム鋼板など)
屋根改修工事(カバー工法など)
2.2 時代の変化とともに変わる素材
昔ながらの和瓦(かわら)を乗せる工事はもちろん、最近主流の軽くて丈夫なガルバリウム鋼板を張る工事や、古い屋根の上に新しい屋根材を被せる「カバー工法」も、すべてこの屋根工事の許可の範囲になります。
3. ここが最大のグレーゾーン:「板金工事」や「防水工事」との決定的な違い
屋根工事の許可を申請する際、社長様たちと最も激しい(?)議論になるのが、
「板金工事」「防水工事」「電気工事」との切り分けです。
これが本当にややこしいので、整理しましょう。
3.1 金属屋根はどっち?「板金」との境界線
一番お問合せが多いのが、ガルバリウム鋼板などの「金属屋根」です。
「ウチは板金屋だから金属屋根を張る。だから『板金工事』の許可でいいんだよね?」
と言われることがよくあります。
ここに役所の厳格なルールがあります!金属製の「屋根」を張る行為 = 屋根工事雨樋(雨どい)の設置、外壁への板金張り、水切り金具の取付 = 板金工事
つまり、普段「建築板金」として一括して請け負っている仕事でも、役所の物差しでは、屋根の部分は「屋根工事」、樋(とい)や壁の部分は「板金工事」と、綺麗に2つに分かれてしまうのです。
3.2 平らな屋根(陸屋根)はどっち?「防水」との境界線
ビルやマンション、一部のモダンな住宅にある「平らな屋根(陸屋根:ろくやね)」の工事はどうでしょうか。
傾斜のある屋根に瓦やシートを葺く = 屋根工事
平らな屋根にウレタン塗装やアスファルト防水シートを貼る = 防水工事
「屋根の雨漏りを直した」という目的は同じでも、瓦などを葺いたのなら「屋根工事」、液体やゴムシートで防水層を作ったのなら「防水工事」の許可が必要になります。
3.3 太陽光パネル(ソーラーパネル)の設置はどうなる?
最近増えている屋根の上の太陽光パネルですが、これも取付方法で変わります。
屋根の瓦と一体になっているパネルを設置する = 屋根工事
すでに完成している屋根の上に、架台を組んでパネルを載せる = 電気工事(または、とび・土工工事)
4. 申請時の注意点:「屋根ふき」の実績を注文書できちんと見せる
屋根工事の許可を国家資格なし(10年の実務経験)で申請する場合、過去の注文書や請求書の「工事名」が大きな鍵になります。
よくある失敗が、請求書に「〇〇邸板金工事一式」とか
「外装リフォーム工事一式」とだけ書かれているケースです。
これだと役所の担当者から
「これ、雨樋を直しただけ(板金)じゃないの?」
とか
「塗装しただけじゃないの?」と指摘されます。
実務経験として100%認めさせるためには、注文書や見積明細に
「屋根葺き替え工事」
「コロニアル全面改修」
「ガルバリウム鋼板屋根カバー工法」といった、
「屋根自体を扱った」という事実がハッキリ分かる言葉を残しておく必要があります。
もし、自社が屋根も雨樋も外壁も丸ごと直す「板金・外装屋さん」なのであれば、
屋根工事で申請するよりも、内容により「板金工事になる可能性も考慮する必要があります。
5. まとめ:住まいの守り神である職人さんの技術を許可に
屋根工事は、一歩間違えれば重大な雨漏りにつながる、非常に責任の重い仕事です。
だからこそ、元請ハウスメーカーや大手のゼネコンからも、500万円以上の現場に入る際は
「ちゃんと屋根工事の許可を持っているか」を厳しくチェックされます。
「ウチのいつも出している『板金工事』の請求書で、屋根の許可は取れそう?」
「金属屋根と雨樋、両方やってるんだけど、どっちの許可を優先するべき?」
そんな疑問や不安があれば、ぜひ一度当事務所へご相談ください






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