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偽装結婚を疑われないために:入管がチェックする『交際の証拠』の集め方

Re.ing行政書士事務所


目次



1. 入管はなぜ「疑う」ことから始めるのか


配偶者ビザの審査官の仕事は、一言で言えば「嘘を見抜くこと」です。


特にフィリピン案件では、過去にビザ目的の偽装結婚が多発した歴史があるため、審査のデフォルト設定が「疑い」から入ります。

  • 年齢差が20歳以上ある

  • 出会ってから結婚までの期間が半年以内

  • 交際中に相手の国へ行った回数が少ない


これらに一つでも当てはまる場合、通常の3倍は丁寧な立証が必要だと考えてください。



2. 写真の正解:二人きりの自撮りだけでは不十分な理由


「写真はたくさんあります!」と言って、二人の自撮り(セルフィー)ばかりを100枚出す方がいますが、これはあまり効果的ではありません。偽装結婚でも自撮りは簡単に用意できるからです。


【高く評価される写真のポイント】

  • 親族・友人と一緒 フィリピンの文化では家族が非常に重要です。親族に紹介され、みんなで食事をしている写真は「周囲も公認の仲」である強い証拠になります。

  • 時系列と場所の多様性 同じ服、同じ場所の写真は1枚とカウントされます。季節を変え、場所を変え、時間の経過がわかるように選びましょう。

  • 結婚式の写真 豪華である必要はありませんが、双方の家族が参列している写真は極めて有効です。



3. 通話・チャット履歴:スクリーンショットの「選び方」


LINEやMessengerの履歴を出す際、ただ闇雲に直近のものを出すのはNGです。

  • 空白期間を作らない 「付き合って1年」と言うなら、1年前、半年前、現在と、継続的に連絡を取り合っていることを証明します。

  • やり取りの内容 「おはよう」「愛してる」だけの単調なやり取りよりも、具体的な将来の話、喧嘩、日常の相談など、人間味が溢れるやり取りを抜粋します。

  • 言語の壁 お互いにどうやって意思疎通しているか(英語、タガログ語、日本語)が、履歴から見て取れることが重要です。



4. 国際送金やプレゼント:経済的な繋がりの見せ方


「お金目的」と疑われないよう送金履歴を隠す方もいますが、適切な範囲の送金はむしろ「扶養の意思」としてプラスに働くことがあります。

  • 仕送りの記録 結婚前から継続的に支えている記録は、関係の深さを示します。

  • 航空券の半券 フィリピンへ会いに行った際の搭乗券は、何よりも強い「会っていた証拠」です。捨てずに保管しておきましょう。

  • プレゼントの領収書 指輪や誕生日の贈り物のレシートも、交際の信憑性を補強します。



5. 「交際届出書(質問書)」は、矛盾のないストーリーが命


入管へ提出する「質問書」には、出会いから結婚に至るまでの経緯を詳しく書く欄があります。ここでの記述と、提出した証拠資料にズレもあってはいけません。


「〇月に初めて会った」と書いているのに、写真のデータ日付が△月だったり、その時期のパスポートに渡航歴がなかったり……。


こうした小さな矛盾が「偽装」の烙印を押される原因になります。記憶を整理し、証拠と照らし合わせながら、論理的なストーリーを構築することが、行政書士の腕の見せ所です。



6. まとめ:客観的な証拠は「多ければ良い」わけではない


証拠集めで大切なのは量ではなく、「審査官の疑問を先回りして解消する質」です。

Re.ing行政書士事務所は、八王子で多くのフィリピン案件を扱っています。代表がフィリピン人ハーフであるため、フィリピン特有の交際文化を理解した上で、入管を納得させるための「ツボ」を押さえた書類作成が可能です。


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