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【業種別許可ガイド】水と空気の通り道「管工事」。給排水・エアコン空調から、土木・水道施設との境界線まで

9月7日
読了時間: 5分
Re.ing行政書士事務所

Re.ing行政書士事務所は八王子にある建設業者サポートに特化した行政書士事務所です。

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など、事業に関わることは何でもご相談ください!


■目次

  1. はじめに:快適な空間を作る陰の主役「管工事」

  2. 管工事とは:水・空気・ガス・油をパイプで届ける仕事

    • 2.1 具体的な工事内容の例示

    • 2.2 配管だけじゃない!ダクトやボイラーもここに含まれます

  3. ここが混乱の元凶:「水道施設」や「土木一式」との境界線

    • 3.1 「管工事」と「水道施設工事」の境界線(敷地内か敷地外か)

    • 3.2 冷暖房エアコン設備における「電気工事」との切り分け

  4. 申請時の注意点:「指定給水装置工事事業者」の指定と実務経験

  5. まとめ:設備屋さん・水道屋さんの実績を確かな許可に



1. はじめに:快適な空間を作る陰の主役「管工事」


こんにちは。八王子のRe.ing行政書士事務所です。

建設業許可29業種を1つずつ解説するシリーズ、今回は建物の「血管」や「気道」をつくる重要な業種、「管工事(管工事業)」を取り上げます。


普段私たちが何気なく使っているお風呂やトイレの水、夏場に部屋を涼しくしてくれるエアコン、キッチンで使う都市ガス。


これらはすべて「パイプ(管)」や「ダクト(風道)」を通して運ばれています。


設備屋さんや水道屋さん、空調屋さんからの許可申請のご相談は非常に多いのですが、

「ウチのやっている仕事は『管工事』でいいのかな?それとも『水道施設工事』なのかな?」


と迷われるケースが後を絶ちません。今回はその複雑なライン引きについて解説します。



2. 管工事とは:水・空気・ガス・油をパイプで届ける仕事


法律上の定義では、管工事とは

「冷暖房、空気調和、給排水、衛生等のための設備を設置し、又は金属製等の管を使用して水、油、ガス、水蒸気等を送配するための設備を設置する工事」

とされています。

要するに、液体や気体を安全に移動させるための設備全般を設置する工事のことです。


2.1 具体的な工事内容の例示

役所の手引き(東京都や神奈川県などを含めた各都道府県又は国)では、以下のような工事が挙げられています。

  • 給排水・衛生設備工事(水洗トイレ、洗面台、ユニットバスの設置、建物内の給排水配管)

  • 冷暖房設備工事・空調設備工事(業務用パッケージエアコンの設置、ダクト工事)

  • ガス管配管工事

  • 浄化槽設置工事

  • 厨房設備工事・ボイラー設置工事


2.2 配管だけじゃない!ダクトやボイラーもここに含まれます

「管(パイプ)」というと細い金属管や塩ビ管を想像しがちですが、焼肉屋さんやビルで見かける四角くて大きな「空調ダクト」を天井裏に張り巡らせる工事も管工事です。また、温水をつくるボイラーや冷温水機の据付け工事も、配管と一体で施工するため管工事の許可が必要になります。



3. ここが混乱の元凶:「水道施設」や「土木一式」との境界線


管工事の許可を申請する際、役所の窓口で最も細かくツッコまれるのが、

「水道施設工事」や「土木一式工事」との境界線です。


3.1 「管工事」と「水道施設工事」の境界線(敷地内か敷地外か)

一番間違えやすいのが、水道工事におけるこの2つの関係です。決め手は「メーターの位置(敷地境界)」です。

決定的な違い!管工事:家や建物の「敷地内」での給排水配管工事、または敷地内のメーターから家の中に水を引き込む工事。
水道施設工事:公道の下を通っている「上水道の大元(取水・浄水施設や公道の配水管)」を新設・改修する大規模な工事。

つまり、一般的な戸建て住宅やマンションの現場で設備屋さんが行う水道工事は、9割以上が「管工事」になります。公道に埋まっている公営水道の本管そのものをいじるような大規模工事が「水道施設工事」です。


3.2 下水道本管工事との違い

公道の下に太い下水道管を埋める工事はどうでしょうか? これは以前にお話しした「土木一式工事」(または、とび・土工工事)になります。

建物から公道の枡(ます)につなぐまでの敷地内配管が「管工事」です。



4. 申請時の注意点:「指定給水装置工事事業者」の指定と実務経験


管工事の許可を「10年の実務経験」で申請する場合、過去の注文書や請求書に加えて、各自治体(東京都水道局など)からの「指定給水装置工事事業者」の指定証を持っているかが非常に有利な証拠になります。

また、実務経験を証明する書類で注意したいのが、電気工事と同様に「工事名の書き方」です。

単に「〇〇邸リフォーム工事」や「応援作業」としか書かれていないと、役所の担当者から「これ、大工仕事やクロス貼りも含まれていて、管工事の金額が分からない」と言われてしまいます。 「〇〇ビル給排水衛生設備工事」や「〇〇店舗空調ダクト設置工事」のように、配管や設備に関わる工事であったことが一目で分かる請求書・注文書を揃えるのが、申請を一発で通過させるコツです。

(※なお、「1級・2級管工事施工管理技士」などの国家資格をお持ちの方が社内にいれば、10年の実務経験を集める必要がなく、一気に申請が楽になります!)



5. まとめ:設備屋さん・水道屋さんの実績を確かな許可に


管工事の許可は、リフォーム市場の拡大や老朽化したインフラの改修需要に伴い、今最もニーズが高まっている許可の1つです。500万円以上の大きな設備工事を請け負うためには、絶対に避けて通れません。

「ウチの水道工事の実績は『管工事』でいいんだよね?」 「エアコン工事メインなんだけど、管工事と電気工事、どっちを先に取るべき?」

そんなお困りごとがありましたら、ぜひ一度当事務所へご相談ください。


そんな疑問や不安があれば、ぜひ一度当事務所へご相談ください


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