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【円安長期化への実務対応】フィリピン特定技能生の仕送り目減りを防ぐ手当と生活支援の具体策

Re.ing行政書士事務所

目次

  1. はじめに:円安がフィリピン特定技能生の「手取り額」に与える直接的な影響

  2. 給与改定だけではない:基本給を上げずに手取りを増やす「各種手当」の設計

  3. 宿舎費(家賃)の免除・減額措置がもたらす最大のコストカット効果

  4. 日本語能力手当の導入:モチベーション向上と能力向上を両立させる仕組み

  5. 2026年の実務注意点:総支給額の変更に伴う雇用契約書の再締結とMWOへの届出

  6. まとめ:確実な条件改善で離職を防ぐRe.ing行政書士事務所


1. はじめに:円安がフィリピン特定技能生の「手取り額」に与える直接的な影響


日本で働くフィリピン人特定技能生の多くは、毎月の給与から固定額、あるいは一定割合を母国の家族へ送金しています。


しかし、円安の影響により、日本円で同じ金額を稼いでいても、フィリピンペソに換算した際の受取額が目減りするという現象が続いています。


これは彼らにとって死活問題であり、放置すると、より稼げる他国(ドル圏や欧州など)への転職や、国内の他企業への転籍を考える直接的な引き金になります。

企業側としては、現状の給与体系を見直し、実質的な手取り額を確保する防衛策を講じる段階に来ています。



2. 給与改定だけではない:基本給を上げずに手取りを増やす「各種手当」の設計


仕送り額の目減りを補填するために、単純に基本給だけを引き上げる方法は、企業の固定費負担を長期的に増大させるため慎重になる必要があります。


そこで多くの企業が採用しているのが、各種手当の新設や拡充です。


例えば、皆勤手当の支給額を引き上げる、あるいは職務の習熟度に応じた技能手当を細分化して支給する手法が挙げられます。

これにより、会社の負担をコントロールしつつ、本人の頑張りに応じてダイレクトに手取り額を増やす仕組みを作ることができます。



3. 宿舎費(家賃)の免除・減額措置がもたらす最大のコストカット効果


手取りを増やす最も即効性のあるアプローチは、給与を増やすことではなく、控除額(天引き額)を減らすことです。具体的には、会社が用意している宿舎の家賃負担を見直します。これまで本人から一律で徴収していた家賃や水道光熱費を、会社が全額または一部負担する形に変更します。給与の総支給額を上げる場合、それに連動して社会保険料や住民税の負担も増えますが、宿舎費の会社負担であれば、本人の社会保険料負担を増やすことなく、自由に使える現金を直接増やすことが可能になります。



4. 日本語能力手当の導入:モチベーション向上と能力向上を両立させる仕組み


フィリピン人材のスキルアップを促しつつ待遇を改善する手法として、日本語能力試験(JLPT)の合格レベルに応じた「資格手当」の導入が定着しています。例えば、N3合格者には月額5000円、N2合格者には月額1万5000円といった形で毎月の給与に上乗せします。これは単なる円安救済措置に留まらず、本人が日本で長期的にキャリアアップを目指す動機付けになります。現場での指示が通りやすくなることで業務効率が上がり、結果として企業側の生産性向上でコストを回収できるというメリットがあります。



5. 2026年の実務注意点:総支給額の変更に伴う雇用契約書の再締結とMWOへの届出


手当の支給や宿舎費の変更により、条件改善を行う際には、日本の入国管理局への変更届だけでなく、フィリピン政府側への手続きを忘れてはなりません。労働条件、特に賃金や控除額に関する変更を行う場合、まずは本人と合意の上で「雇用契約書の再締結」を行います。その後、駐日フィリピン大使館内のMWO(旧POLO)に対して、変更後の雇用契約書と賃金内訳書を提出し、承認を得る必要があります。この手続きを怠ると、将来的に特定技能の在留期間更新や、次の人材を呼び出す際のジョブオーダー(求人枠)申請で、書類の不整合を指摘され審査がストップする原因になります。



6. まとめ:確実な条件改善で離職を防ぐRe.ing行政書士事務所


円安という不可抗力に対して、フィリピン人スタッフの生活を守り、離職を防ぐためのアプローチは多角化しています。 Re.ing行政書士事務所は、単にビザの申請を行うだけでなく、手当の新設や宿舎規定の変更に伴う、出入国在留管理局およびフィリピン政府MWOへの変更手続きを正確に代行します。法的な不備を無くし、貴社と外国人スタッフの双方が不利益を被らないための最適な賃金設計をサポートします。

➡️ 円安対策に伴う雇用契約の変更やMWO手続きのご相談は【Re.ing行政書士事務所】まで


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